デジカメの削除・消えた写真を復元する方法

デジカメで撮った大切な写真が、気づかないうちにSDカードから消えてしまうことがあります。誤削除や隠しファイル、SDカードのトラブルなど原因はさまざまですが、適切な方法を使えば多くの場合、写真は復元可能です。本記事では、初心者でも安心して試せる3つの方法をわかりやすく紹介します。ぜひご覧ください。

Par @Machi
Dernière mise à jour : le 2025年10月30日

なぜデジカメの写真が消えたのか?

「今日撮った写真だけがSDカードから消えてしまった」「削除していないのに画像が見つからない」――そんな経験はありませんか?

一眼レフやデジカメで撮影したデータが突然消えるのは珍しくありません。実際、SDカードのトラブルやシステムの不具合など、さまざまな原因が考えられます。

主な原因としては、以下のようなものがあります。

  • 写真ファイルが隠し属性になっている
  • 誤って削除された、またはフォーマットされた
  • SDカードの不良セクターやファイルシステムの破損
  • SDカード自体の物理的な損傷
  • ウイルス感染によるデータ消失

これらの要因によって、特定の日の写真だけが消えたり、一部の画像ファイルが開けなくなったりすることがあります。

デジカメから消えた写真は復元できる?

安心してください。

多くの場合、写真データは完全に失われたわけではなく、上書きされる前であれば復元できる可能性があります。これは、削除やトラブルが発生しても、SDカード内にデータ自体が一時的に残っているためです。

写真が消えたことに気づいたら、まずは以下の点に注意してください。

  • SDカードへの新しい撮影や保存を避ける
  • データ復旧ソフトを使う場合は、別のデバイスにインストールして操作する

これにより、上書きのリスクを防ぎ、失われた写真を復元できる確率を大幅に高められます。

では、次の方法に従って写真を取り戻しましょう。

デジカメから失われた写真を復元する方法

デジカメの写真が消えてしまった場合、状況や原因に応じて復元方法はいくつかあります。ここでは、初心者でも取り組みやすい順に3つの方法をご紹介します。

方法1. 隠しファイルを表示させる

写真が消えたように見えても、実は隠し属性になっているだけで、データ自体はSDカードに残っている場合があります。この場合、パソコンの設定で隠しファイルを表示させることで、消えた写真を簡単に確認できることがあります。

手順 1. SDカードをカードリーダーに挿入し、PCに接続して認識されることを確認します。

手順 2. 「Windows」+「E」キーを押してエクスプローラを開き、SDカードのフォルダに移動します。上部の「表示」タブをクリックし、「オプション」を選択してください。

この画面で「隠しファイル」を表示する場合は、次の手順に進まず、ここでチェックを入れるだけでもかまいません。

手順 3. オプション画面で「表示」タブを選び、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択し、「適用」→「OK」をクリックします。

この設定を行うことで、今まで見えなかった写真ファイルが表示されることがあります。それでも表示されない場合は、SDカードから実際に削除されている可能性があります。その場合は次の方法で復元を試みることになります。

方法2. 無料で使える専門ソフトでデジカメの写真を復旧する

削除や誤操作で消えた写真は、データ復元ソフトを使うことで取り戻せる場合があります。その中でも、無料で使えて操作も簡単なツールとしておすすめなのがAOMEI FastRecoveryです。

AOMEI FastRecoveryは、直感的でわかりやすい操作画面を備え、わずか3ステップでスキャンから復元まで完了します。デジカメのSDカードはもちろん、HDD・SSD・USBメモリなど幅広いデバイスからのデータ復元に対応しているのも特徴です。

さらに、JPGやPNG、RAWなど1000種類以上の形式に対応しているため、どんなカメラで撮影した写真でも復元できる可能性があります。

では、AOMEI FastRecoveryをダウンロードして、次の手順でデジカメから消えた写真を取り戻してみましょう。

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手順 1. SDカードをカードリーダーに挿入し、カードリーダーをパソコンに接続します。AOMEI FastRecoveryを開き、「USB/SDカードの復旧」タブをクリックし、SDカードにカーソルを合わせて「スキャン」をクリックします。

🌟ヒント:

「USB/SDカードの復旧」はデフォルトで、ディープスキャンを行います。まずクイックスキャンを行いたい場合、「ハードドライブの復旧」でSDカードをスキャンしてください。

手順 2. AOMEI FastRecoveryは自動的に復元可能なデータをスキャンします。スキャンが完了するまでそのままお待ちください。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

手順 3. 復旧したいファイルを選択し、「復旧」をクリックし、保存先を選択して復元します。

👀注意:
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
  • AOMEI FastRecoveryの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、製品版にアップグレードしてください。

方法3. 専門業者に依頼して写真を復元する

SDカードの物理的な損傷や、自分での復元が難しい場合は、専門業者に依頼する方法があります。プロの技術と専用機材を使うことで、削除や破損で取り出せなかった写真も復元できる可能性が高くなります。

大切な思い出の写真を確実に復元したい場合は、迷わず専門業者に相談するのがおすすめです。ただし、復元の費用はやや高めになることが多いので、予算を考慮して検討してください。

ボーナスのヒント:データ損失を防ぐための対策

大切な写真を失わないために、SDカードの扱い方には注意が必要です。次に、実践しやすいポイントをまとめました。

  1. データの読み書き中はSDカードを取り外さない:作業中に抜くと、ファイルが破損する原因になります。
  2. 高温多湿や水濡れを避ける:液体や直射日光のある場所に置くと、SDカードが故障しやすくなります。
  3. データを削除する前に確認する:削除するか迷ったら、一度確認してから操作することで誤消去を防げます。
  4. 定期的にバックアップを取る:SDカードのデータは、AOMEI Backupper Standardなどの無料バックアップソフトでパソコンや別の外付けストレージに定期的にバックアップしておくと安心です。

まとめ

デジカメのSDカードから写真が消える原因は、誤削除や隠しファイル、SDカードの破損などさまざまですが、多くの場合、データは完全に失われていません。本記事でご紹介した3つの方法を使えば、消えてしまった写真も簡単に取り戻せる可能性があります。

また、写真データの損失を防ぐためには、読み書き中にSDカードを取り外さないことや、高温多湿の環境を避けること、削除操作やバックアップを慎重に行うことも大切です。