SDカードが壊れた!データを安全に復元する方法

SDカードが壊れてデータにアクセスできない…そんなときでも慌てる必要はありません。本記事では、破損したSDカードから画像、文書、動画、音声ファイルなどのデータを安全に復元する方法や、カードを修復して再利用する手順をわかりやすく解説します。自分で対応できる方法から専門業者に頼むべきケースまで、初心者にも安心の手順をまとめました。

Par @Machi
Dernière mise à jour : le 2025年10月21日

SDカードが破損したときの主な兆候

SDカードは小型で持ち運びが簡単なうえ、写真や動画、文書などあらゆるデータの保存・転送に便利なストレージデバイスです。

しかし、長期間の使用や物理的な損傷、誤操作などによって、突然データにアクセスできなくなることがあります。

壊れたSDカードの兆候には、次のようなものがあります:

  • SDカードがパソコンやスマホで認識されない
  • 「このフォルダーは空です」と表示される
  • データが勝手に消える、または読み取りができない
  • ファイルシステムが「RAW」と表示される
  • 「ドライブを使うにはフォーマットが必要です。」や「ドライブにアクセスできません。このボリュームは認識可能なファイルシステムではありません。」といった警告メッセージが出る

壊れたSDカードからデータを簡単に復元する方法

SDカードが破損しても、慌てる必要はありません。状態によっては、自分でもデータを取り出せる場合があります。

専用のデータ復元ソフトを使えば、破損したSDカードからでも安全にデータを取り戻せます。

ただし、カードが物理的に割れている、接点が焦げているなどの重度の損傷がある場合は、自力での復元は難しく、データ復旧専門業者に依頼する必要があります。

それほど深刻でなければ、以下の手順に従って自分で復元してみましょう。

🌟ヒント:

もしSDカードが問題なく読み取れる場合は、下の「事前準備」セクションを飛ばして「データ復元の手順」へ進んでください。

事前準備:SDカードを読み取れるようにするために試すこと

SDカードが認識されない、またはアクセスできない場合は、以下の方法を試してみてください。

  1. 金属の接触部分を柔らかい消しゴムで軽くこする
  2. 別のSDカードリーダーを使う
  3. 他のUSBポートに挿してみる
  4. 別のパソコンに接続してみる

これらの方法でSDカードが読み取れるようになった場合は、すぐにデータをパソコンやクラウドストレージなどにバックアップしましょう。

もし、どの方法でもSDカードが認識されない場合は、カード自体が物理的に損傷している可能性があります。その場合、自力での復旧は難しいため、専門のデータ復旧業者に依頼するのが安全です。

効率的にデータを復元する手順

自力で破損したSDカードからデータを復元したい場合、信頼できるサードパーティ製のデータ復旧ソフトを使うのが最も確実です。

ここでは、操作が簡単で効率的に復元できる「AOMEI FastRecovery」をおすすめします。

このソフトを使えば、SDカードだけでなく、USBメモリや内蔵・外付けHDD、SSDからも、画像、文書、動画、音声ファイルなど1000種類以上のデータをわずか3ステップで復元可能です。

さらに、スキャン・復元中にデータを破壊することはないため、安心して使用できます。

では、AOMEI FastRecoveryをダウンロードしてインストールしたら、SDカードをカードリーダーにセットし、PCに接続して復元を始めましょう。

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1. AOMEI FastRecoveryを開きます。「USB/SDカードの復旧」タブをクリックし、接続したSDカードにカーソルを合わせて、「スキャン」をクリックします。

🌟ヒント:

「USB/SDカードの復旧」はデフォルトで、ディープスキャンを行います。まずクイックスキャンを行いたい場合、「ハードドライブの復旧」でSDカードをスキャンしてください。

2. AOMEI FastRecoveryは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

3. 復旧したいファイル/フォルダを選択し、「復旧」をクリックし、保存先を選択して復元します。

👀注意:
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
  • AOMEI FastRecoveryの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、製品版にアップグレードしてください。

SDカードを修復して再利用できるようにする方法

SDカードが破損してデータにアクセスできない場合でも、状況によってはカード自体を修復して再利用できる可能性があります。

ここでは、パソコンで簡単に試せる3つの方法を紹介します。

方法1:エラーチェックツールまたはCHKDSKを使用する

SDカードは、ファイルシステムの不整合や軽度の破損が原因で読み取れなくなることがあります。

この場合、CHKDSKやエラーチェックツールを使うことで、ファイルシステムの不整合を修復し、カードを再び読み取れる状態にできる可能性があります。

1. 「Windows」+「E」キーを同時に押して「ファイルエクスプローラー」を開きます。SDカードを右クリックし、「プロパティ」→「ツール」タブ→「チェック」の順にクリックします。

2. 「エラーチェック」ウィンドウが表示されたら、画面の指示に従ってドライブをスキャンし、修復を実行します。

または、コマンドプロンプトでCHKDSKを使うこともできます。

chkdsk X: /f(XはSDカードのドライブレターに置き換えてください)

方法2:ドライブレターを割り当てる

SDカードが認識されているのにアクセスできない場合、ドライブレターが割り当てられていないことが原因のことがあります。

1. 「Windows」+「X」キーを同時に押すか、スタートボタンを右クリックして、「ディスクの管理」を選択し、開きます。

2. SDカードを右クリックして「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。

3. 状況に応じて「変更」または「追加」をクリックし、新しいドライブレターを割り当てます。

4. エクスプローラーでカードにアクセスできるか確認します。

方法3:破損したSDカードをフォーマットする

上記の方法でもアクセスできない場合、最終手段としてフォーマットを行うことでカードを再利用できる場合があります。

⚠注意:

フォーマットを行うとカード内のデータはすべて消去されます。重要なデータがある場合は、事前にAOMEI FastRecoveryなどのデータ復元ソフトで取り出してから実行してください。

1. 「Windows」+「E」キーを同時に押して「ファイルエクスプローラー」を開きます。SDカードを右クリックし、「フォーマット」 を選択します。

2. ファイルシステム(FAT32、exFATなど)を選び、「開始」をクリックしてフォーマットを実行します。

まとめ

この記事では、破損したSDカードからデータを復元する方法について詳しく解説しました。SDカードの破損が軽度であれば、紹介した方法を使って自分でデータを取り出し、カードを修復することが可能です。しかし、パソコンがSDカードをまったく認識できない場合は、無理に操作せず、修理専門店やデータ復旧サービスに依頼する方が安全です。