バックアップしたファイルを復元する方法【完全ガイド】

誤削除やトラブルで失ったファイルは、実は簡単に復元できます。この記事では、ファイル履歴・バックアップと復元・OneDriveの手順や、バックアップなしでも使える復元ソフトの方法を紹介します。ぜひご覧ください。

Par @Machi
Dernière mise à jour : le 2025年11月12日

Windowsのバックアップ機能について

パソコンを使っていると、思いがけないトラブルでファイルが消えてしまうことがあります。

Windowsには、こうしたトラブルに備えてファイルを自動的にバックアップ・復元できる機能が複数搭載されています。定期的にバックアップを設定しておけば、予期せぬデータ損失から確実に守ることができます。

ここでは、Windowsで利用できる主なバックアップ機能を3つ紹介します。ご自身のPCでどの機能が有効になっているか確認してみましょう。

1. ファイル履歴

「ファイル履歴」は、Windowsが提供する自動バックアップ機能のひとつで、ユーザーフォルダー内(ドキュメント、デスクトップ、ピクチャなど)のファイルを定期的に保存します

ファイルが変更された際、その履歴を記録しておくことで、誤って削除したり上書きした場合でも、過去のバージョンを復元することが可能です。

2. バックアップと復元(Windows 7)

「バックアップと復元(Windows 7)」は、Windows 7時代から継承されているクラシックなバックアップ機能です。特定のフォルダーだけでなく、システム全体のバックアップも作成でき、システムイメージを作成すれば、OSの状態を丸ごと保存しておくことが可能です。

システム障害が発生した場合でも、このイメージを使って短時間でシステムを復旧できます。

3. OneDrive

Microsoftのクラウドストレージサービス「OneDrive」には、クラウド上にファイルを自動バックアップ・同期する機能があります。重要なデータをクラウドに保存しておけば、デバイス間での同期や共有が可能になり、どこからでも安全にアクセスできます。

オフラインで作業した場合も、次回オンライン接続時に自動的に同期されるため、最新の状態を常に保つことができます。

Windowsのバックアップからファイルを復元する方法

このセクションでは、Windowsに搭載されている3つのバックアップ機能を使ってファイルを復元する手順を解説します。

もしどのバックアップ機能も有効になっていない場合でも、専用のデータ復元ソフトを利用すれば、ファイルを取り戻すことが可能です。

1. ファイル履歴からファイルを復元する

1. バックアップの保存先としてUSBメモリや外付けHDDをPCに接続してください。「Windows」+「S」キーを押し、検索バーに「ファイルを復元」と入力します。検索結果に表示される「ファイル履歴でファイルを復元」をクリックしてください。

2. 「ホーム - ファイル履歴」の画面が開きます。画面上の「<」ボタンで、削除や変更が行われる前のバックアップ日時を選びます。

👀注意:

「ファイル履歴が見つかりません」と表示された場合は、まだこの機能が有効になっていないため、ファイルを復元することはできません。

3. 復元したいファイルが含まれるフォルダーをダブルクリックで開き、復元したいファイルを選択したら緑色の「復元」ボタンをクリックして元の場所に戻します。*別のフォルダーに復元したい場合は、「復元」ボタンを右クリックして「復元場所の選択」を選び、任意の場所を指定できます。

2. バックアップと復元(Windows 7)から復元する

1. バックアップの保存先としてUSBメモリや外付けHDDをPCに接続してください。「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「control」と入力して「Enter」キーを押します。

2. 「コントロールパネル」が開いたら、[システムとセキュリティ]→[バックアップと復元(Windows 7)]をクリックします。

3. 「復元」タブの下にある「ファイルの復元」ボタンをクリックします。

👀注意:

「このコンピューターのバックアップが見つかりませんでした」と表示された場合は、バックアップ機能がまだ有効になっていません。

4. 「フォルダーの参照」または「ファイルの参照」を選択して、復元したいファイルを探します。選択したら「次へ」をクリックします。

5. 復元先を選び、「復元」をクリックして操作を完了します。

3. OneDriveからファイルを復元する

1. OneDriveのウェブサイトにアクセスし、Microsoftアカウントでサインインします。

2. 復元したいファイルを見つけて選択し、「ダウンロード」をクリックしてPCに保存します。

バックアップなしでファイルを復元する方法

もしバックアップ機能を有効にしていなかった場合でも、諦める必要はありません。無料のデータ復元ソフト「AOMEI FastRecovery」を使えば、削除や紛失したファイルも簡単に取り戻すことができます。

このソフトは、誤削除、ディスクフォーマット、システムクラッシュなどによるデータ消失に対応しており、初心者でも直感的に操作可能です。

さらに、内蔵・外付けHDDやSSD、SDカード、USBメモリなどさまざまなストレージデバイスからの復元に対応し、jpgやmp4、docx、pdfなど主要なファイル形式も幅広く復元可能です。

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1. AOMEI FastRecoveryをダウンロードし、インストールして起動します。ファイルが元に保存されていたドライブにカーソルを合わせて、「スキャン」をクリックします。

2. AOMEI FastRecoveryは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。スキャンが完了するまでお待ちください。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

3. 復元したいファイルを選択し、「復旧」をクリックし、保存先を選択して復元します。*復元したいファイルが見つからなかった場合、左下にある「ディープスキャン」をクリックしてディープスキャンを行ってください。

🌟ヒント:
  • 新しい場所を保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元の場所に復元すると、削除されたファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
  • AOMEI FastRecoveryの無料版では、最大500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、製品版にアップグレードしてください。

まとめ

Windowsでは、ファイル履歴、バックアップと復元(Windows 7)、OneDriveなど、複数のバックアップ機能を使って大切なデータを守ることができます。あらかじめバックアップを有効にしておくことで、誤削除やトラブルによるデータ損失も簡単に復元可能です。

もしバックアップ機能を使っていなかった場合でも、AOMEI FastRecoveryなどのデータ復元ソフトを利用すれば、削除や紛失したファイルを取り戻すことができます。

しかし、やはり最も安全にデータを守るには、バックアップを日頃から習慣的に行うことが重要です。まだ設定していない方は、この機会にバックアップ機能をオンにしておきましょう。