HDDからSSDへOSだけを移行する方法

投稿者 @yuki

2017年11月16日

パソコンの容量がいっぱいになり、PCの動きが大変遅くなって、普通の操作や日常の作業までに影響が出た場合、どうしたらいいでしょうか?Windowsやアプリケーションを再インストールせずに、OSだけをSSDに移行することができます。

SSDとは

SSD(ソリッドステートドライブ)とは記憶装置として半導体素子メモリを用いたストレージ(特に、ディスクドライブ)として扱うことのできるデバイスであります。HDD(ハードディスク)の次世代の記憶装置としてガンガン普及してきます。SSDもHDDも用途はほぼ同じですが、構造は全く異なるので、それぞれに特徴があります。

SSDは、シークタイムやスピンアップの必要がないため、データの入出力に要する時間がはるかに高速で、データの転送速度も高めることができるという特徴があります。加えて、SSDは駆動部分がないので動作音がなく静かで、発熱も少ないです。そしてモーターなどの可動部品を持たないので耐衝撃性に優れています。でも容量あたりの単価は、HDDのほうが安価に抑えられます。

上述のとおり、SSDは多くのメリットがあるため、今主流として多くのパソコンやスマートフォンに使われています。また、メーカー製のパソコンにもSSDを搭載する製品が増えてきたことから、今後はSSDがもっと普及になると思われます。

OSだけをSSDに移行させたい状況

ますます多くのユーザーはSSDにOSを移行しようとします。以下はいくつかの具体的なシーンです:

「いまHDDを使っていて、今度OSをSSDに移行させようと思うのですが、パーティション分割をしていないため、Cドライブしかありません。こんなときどうすればOSだけをSSDに移行させられますか。よろしくお願いします。」

「現在1つのHDDでOSなどのシステム関係のデータとゲームや画像などのデータを保存しています。これを、OSだけSSDへ移行させたいと考えています。ですが、普通にドラッグ・スクロールでの移動ではダメだと聞いたので、どなたかやり方を教えていただきたいです。因みにOSはWindows7 Home Premiumです。」

「OSはwin7のPCを使っているのですが、CrystalDiskinfoでシステムドライブ(C)と一部のデータ(D)を入れているHDDが注意と出たので、SSDとHDDを買い、システムドライブはSSDへ、残りはHDDへ移動させようかと思っています。これらについていくつか質問があります。まずHDDのシステムドライブのみをSSDへはどのように移動させればいいのでしょうか?OS等はコピペで移動できないのはわかっているのですが、調べてみると市販のソフトを使うということが多いようですが、フリーソフト等でする方法は無いでしょうか?」

なぜこんなに多くの人はOSだけをSSDに移行したいですか?

HDDからOSだけをSSDに移行する理由

パソコンの動きが遅くなって、普通の操作や日常の作業までに影響が出た場合、今使っているHDDを大容量のハードディスクに交換するか、パソコンのHDDからSSDに交換するかというのは考えられる解決方法でしょう。そしてパソコンのパフォーマンスを向上させる為にSSDと交換したほうがいいです。でもOSやアプリを含めるHDD全体をイチから再インストールしなおすというのは、時間がかかり、効率が悪すぎます。また、SSDの動作速度は速いですが、容量が小さいというデメリットがあります。だから、パソコンにHDDとSSDを両方搭載するのもいい方法じゃないかと考えられます。

パソコンの起動はSSDから起動するようにし、データの保存は元のままHDDに任せると、パソコンの高速化とともに十分な容量確保もできます。また、システムドライブを以前のHDDよりも容量の少ないSSDに置き換えた場合、OSやアプリケーションにはSSDを使いつつ、データはHDDに保存してSSDの容量を節約できます。

じゃ、OSだけをHDDからSSDに移行する簡単な方法がないでしょうか?次はいくつかの方法を紹介します。

HDDからOSのみをSSDに移行する手順

移行の前に、まずはCドライブのダイエットです。HDDからCドライブのファイルすべてをまるっとSSDへコピーしてしまえればまったく問題はないです。だがほとんどの場合、移行先SSDが、容量は小さいものです。移行にあたっては、少なくともSSDの容量よりもシステムドライブのほうが小さくなければならない。だからCドライブのデータ容量を、とにかく小さくすることが先決です。最初にすることは、Cドライブの徹底的な掃除です。不要なファイルはとことん捨てていきます。ドライブに残された不要なファイルはWindowsの「ディスククリーンアップ」から整理できます。

そして作業に入る前に、HDDのCドライブをSSDへと換装するのに必要となるものを揃えよう。必要なものは以下のとおり:

•移行先のSSD

•OS移行ソフト

•データ用HDD(SSDは当然としてデータ用HDDを必要としたのは、基本的にSSDにはOSやアプリなどシステム系のファイルのみを保存して運用し、ドキュメントや画像などのデータは、可能な限りシステム用SSDとは異なるドライブに保存するのが適切だからだ。そのためにはデータ用HDDが必要というわけだ。古いHDD上のシステムドライブをフォーマットした後、データ用にすることができます。)

•SSDを接続する時に必要とするもの(デスクトップパソコンの場合、マザーボードのSATAポートにSATAケーブルを使用してSSDを接続する。SSDからSSDへデータを移行する際はどのSATAポートに接続してもよい。ノートパソコンの場合、HDDからSSDに換装した時と同様に、SATA→USB変換アダプタを用意してノートパソコンと新SSDを接続する。)

その中に最も重要なことはソフトの選択です。現在、ソフトは市販品から無料のものまで多数存在します。例えば、サムスン「SSD 830」のデスクトップパソコンキット/ノートパソコンキットには、クローニング機能を持ったバックアップソフト「Norton Ghost」が付属するので、そうした製品を選んでもいいですが、それはブランドの制限があります。次の記事では誰でも簡単に使えるツールとその使い方を紹介します。

HDDからSSDにOSを移行する方法(無料)

まず、AOMEI Backupper Standardを非常に推薦します。これは無料でHDDからOSをSSDに移動できます。このソフトはWindows 10、Windows 8.1/8、Windows 7、Vista、XPシステム、MBR/GPTパーティションスタイル、BIOS/UEFIブートモード、2.5"/mSATA/M.2/PCI-E SSDなど、様々な形式に対応します。

その「パーティションバックアップ」および「復元」機能を使用してSSDにOSを移行することができます。この方法は無料ですがちょっと複雑で、時間がかかります。

  • AOMEI Backupper Standardをダウンロード、インストールし、起動します。主な画面で「バックアップ」⇒「パーティションバックアップ」を選択します。
  • パーティションバックアップ
  • 「バックアップしたいパーティションまたはボリュームを選択。」をクリックします。
  • パーティション選択
  • 「システムで予約済み」と(C:)を選択します。「RECOVERY」の選択は任意です。⇒「追加」を選択します。
  • 追加
  • (C:)以外のバックアップ先を指定します。(画面では「D:マイバックアップ」の中にバックアップが作られる。外付けHDDを指定してもOK。)
  • バックアップ先
  • 「システムバックアップ機能を使用しますか?」⇒「はい」を選択します。そして「システムバックアップ」の画面に移動します。「システムで予約済み」と(C:)が選択されていることを確認して、「開始」を選択します。※例の環境では、「システムで予約済み」該当領域が(C:)の中に作られているため、この画面になっています。また任意で「RECOVERY」を選択しています。
  • システムバックアップ
  • 下の画面はシステムバックアップの進行状況です。「D:System Backup(1)」としてバックアップが作られます。「完了したときにバックアップの整合性をチェックします」にチェックを入れておきます。
  • 進行状況
  • バックアップが完了したあと、SSDをPCに接続した状態で、AOMEI Backupper Standardで「復元」を選択します。
  • 復元
  • 「システムを復元したいですか?」⇒「はい」を選択します。そしてバックアップ元を指定し、「システムをほかの場所に復元。」にチェックを入れます。⇒「次へ」を選択します。
  • バックアップ元
  • 復元先としてSSD(「未割り当て」となっていて構わない⇒ゆえにフォーマット不要)を指定します。⇒「次へ」を選択します。
  • 復元先
  • 「SSDを最適化するにはパーティションを合わせる」に必ずチェックを入れて、「開始」を選択します。
  • 開始

復元が完了すると、CドライブのみをSSDに移行する操作が終わります。もちろん、直接「システムバックアップ」と「復元」を使用しても、同じ効果を得ることができます。

次はAOMEIが開発したもう1つの製品AOMEI Partition Assistant Standardを紹介します。これも無料でHDDからOSをSSDに移動することができます。「OSをSSDに移動」という機能を備え、OSおよびシステム関係プログラムをSSDにそのまま移動できます。また、それはパソコンが正常に起動できることを保証します。

  • AOMEI Partition Assistant Standardをインストールして起動します。「OSをSSDに移動」を選択して「次へ」をクリックします。
  • OSをSSDに移動
  • SSDを宛先ディスクとして選択します。SSDの上にパーティションがある場合、「私は、このディスク2の上のすべてのパーティションを削除してディスクにシステムを移動したいんです。」チェックボックスをチェックして「次へ」を使用可能にします。
  • 宛先ディスクを選択
  • 新しいドライブでシステムパーティションをリサイズできます。ドライブ文字を変更することもできます。
  • パーティションをリサイズ
  • 次の注意点を真面目に読んでください。後でそれを必要とするかもしれません。そして「完了」をクリックします。
  • 完了
  • ディスクの情報をプレビューできます。問題がないなら、「適用」→「続行」をクリックして保留中の操作を実行します。
  • 適用

AOMEI Partition Assistant StandardはMBRからMBRディスクへのOS移行だけをサポートします。GPT/UEFIディスクからSSDにOSを移行したい場合、有料版AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードしてください。

SSDにOSを直接移行(クローン)する方法(有料)

AOMEI Backupper Standardの「パーティションクローン」でシステムに関するパーティションを1つずつクローンすることもできますが、とても面倒だと思います。有料版AOMEI Backupper Proの「システムクローン」機能はもっと簡単かつ直観的な方法を提供します。

  • AOMEI Backupper Proをダウンロード、インストール、起動してライセンスコードで登録します。そして「クローン」、「システムクローン」を選択します。
  • システムクローン
  • このプログラムは、移行する必要があるソースドライブを自動的に選択します。それで、SSDを宛先場所として選択するだけでいいです。もし、SSDは空ではない場合、AOMEI Backupper ProはSSD上のすべてのパーティションが削除されるように求めます。その上に重要なデータがあれば、事前にバックアップを取った方がいいです。そして「次へ」をクリックします。
  • SSDへクローン
  • 次は、OSドライブをSSDにクローン(移動)する操作概要です。確認したあと、「開始」をクリックします。(SSDの容量はシステムドライブより大きい場合、左下隅にある「セクター単位のクローン」を選択することができます。SSDに移動する場合、「SSDを最適化するにはパーティションを合わせる」をクリックしてください。)
  • 確認

クローンが完了すると、SSDをパソコンに取り付け、BIOSの設定画面に入り、起動順位をSSDから起動するように変更します。

注意:

  • OS移行成功したら、元HDDからOSのパーティションをフォーマットして、データ保存スペースとして使用することができます。
  • コンピュータがスリープ状態になると、動作が停止してしまうので、次の設定でスリープ状態になることを防ぎます。「開始ボタン」-「コントロールパーネル」-「システムとセキュリティ」-「電源オプション」-「コンピューターがスリープ状態になる時間を変更」(ウィンドウの左側)-「コンピューターをスリープ状態にする」の(なし)を選択します。
  • ほとんどの場合、クローン先のSSDは正常に起動できますが、SSDが起動できない時にどこか問題がある可能性があります。例えば、ブートモードを間違ったパーティションテーブルに設定します。具体的に言えば、MBRパーティションスタイルはBIOSから起動しますが、GPTディスクはUEFIモードを有効にする必要があります。必要ならば、パーティションスタイルを変更してください。

まとめ

ご覧のように、以上の方法はとても簡単でしょう。どんな方法でも、HDDからSSDへOSだけを移行することができます。自分の好みによって1つを選んでください。もちろん、AOMEI Backupperでも、AOMEI Partition Assistantでも、OS移動だけでなく、他の多くの機能を持っています。例えば、パーティションサイズの変更、パーティション分割、ブータブルメディアの作成など。