WindowsパソコンをNASにバックアップする方法

WindowsパソコンをNASへバックアップすれば、大切なデータやシステムをネットワーク上で安全に保護できます。本記事では、NASをバックアップ先として利用する理由をはじめ、Synology NASの初期設定、Windows標準機能と無料ソフトを使ったバックアップ方法まで、わかりやすく解説します。

By Machi    最終更新日 2026年06月30日

大切な写真や仕事のファイル、Windowsシステムを安全に保護するには、定期的なバックアップが欠かせません。近年では、外付けHDDだけでなくNASを保存先として利用するユーザーも増えています。

NASとは?Windowsのバックアップ先として人気の理由

NAS(Network Attached Storage)は、LANやWi-Fiを通じてネットワークへ接続するストレージです。複数のパソコンやスマートフォンから同じ保存領域へアクセスできるため、自宅だけでなく企業でも広く利用されています。

NASを導入すると、各PCにデータを分散して保存する必要がなくなり、一か所でまとめて管理できます。また、必要に応じてHDDを追加できる製品も多く、ストレージ容量を柔軟に拡張できる点も魅力です。

一般的なファイルサーバーと比べても導入や管理が比較的簡単で、バックアップ用途にも適しています。

Synology NASをバックアップ先として準備する方法

WindowsをNASへバックアップする前に、まずNAS本体の初期設定を済ませておく必要があります。ここでは、多くの個人ユーザーや企業で利用されているSynology NASを例に、バックアップ先として利用できる状態にするまでの基本的な流れを紹介します。

ステップ1. ハードウェアガイドに従ってHDDを取り付け、LANケーブルと電源を接続します。

ステップ2. NASの電源を入れ、同じネットワークへ接続しているWindows PCから「find.synology.com」にアクセスすると、Web AssistantがNASを自動検出します。

ステップ3. 「接続」をクリックし、画面の案内に従ってDSM(DiskStation Manager)をインストールします。

ステップ4. セットアップ完了後、DSMへログインして共有フォルダーを作成します。

ステップ5. Windowsの「このPC」→「ネットワーク」を開き、NASが表示されることを確認します。

WindowsパソコンをNASにバックアップする2つの方法

方法1:無料ソフトでWindowsをNASへバックアップする

WindowsをNASへバックアップする方法はいくつかありますが、操作のわかりやすさや機能の豊富さを重視するなら、AOMEI Backupper Standardの利用がおすすめです。

Windows標準機能よりも柔軟な設定が可能で、システム全体のバックアップだけでなく、ディスク・パーティション・ファイル単位のバックアップにも対応しています。

また、NASを保存先に指定できるほか、スケジュール機能を利用してWindowsバックアップをNASへ毎日・毎週・毎月自動で実行することも可能です。

AOMEI Backupper
無料のWindowsバックアップソフト
  • 万全のデータ保護: システム・ディスク・パーティション・ファイルをバックアップし、システム障害やハードウェア故障、誤削除によるデータ損失を防ぎます。
  • 高速・安心の復元:システムや重要なデータを以前の状態にすばやく復元。ダウンタイムを抑え、再インストールの手間を省けます。
  • 簡単ディスク/パーティションクローン:ディスク全体やパーティションを手軽にクローンでき、データ移行やアップグレードもスムーズに行えます。
  • ファイル同期:更新頻度の高いファイルをドライブ間や複数のPC間で自動同期し、常に最新の状態を保ちます。
  • 充実した機能:実用的なツールと柔軟な設定を備え、さまざまなデータ保護ニーズに対応します。

ここでは、WindowsパソコンをNASへバックアップする具体的な手順を紹介します。

ステップ1. AOMEI Backupper Standardをダウンロード・インストールして起動し、「バックアップ」→「システムバックアップ」を選択します。

ステップ2. 保存先をクリックし、「NAS」を展開し、「NASを追加」をクリックします。

ステップ3. NASのIPアドレスまたは共有パスを入力し、接続します。保存先フォルダーを指定します。

ステップ4. ニーズに応じて下の3つのオプションからバックアップをカスタマイズします。

  • オプション:バックアップの圧縮レベルや分割を設定できます。

  • バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップ、バックアップの自動クリーンアップを設定できます(増分バックアップと自動クリーンアップはProfessional版で利用可能)。

  • スケジュール:自動バックアップを設定できます。

ステップ5. 内容を確認し、「開始」をクリックするとバックアップが始まります。

方法2:Windows標準機能でNASへバックアップする

追加のソフトウェアをインストールしたくない場合は、Windowsに標準搭載されている「バックアップと復元(Windows 7)」を利用する方法もあります。

この機能では、ネットワーク共有フォルダーやNASをバックアップ先として指定できるため、基本的なWindowsバックアップをNASへ保存することが可能です。ただし、専用バックアップソフトと比べると、バックアップ方式やスケジュール設定などの機能は限定されています。

シンプルなバックアップ環境を構築したい方は、以下の手順を参考に設定を進めてください。

ステップ1. 「スタート」ボタンをクリックし、アプリ一覧から「Windowsシステムツール」を展開し、「コントロールパネル」を開きます。

ステップ2. 「バックアップと復元(Windows 7)」を選択します。

ステップ3. 「システムイメージの作成」をクリックします。

ステップ4. 「ネットワークの場所上」をチェックし「選択」をクリックします。

ステップ5. 「参照」をクリックし、保存先としてのNASを指定し、ユーザー名とパスワードを入力して「OK」をクリックします。

ステップ6. バックアップ対象を選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ7. バックアップの設定を確認し、「バックアップの開始」をクリックします。

まとめ

NASはWindows PCのバックアップ先として非常に便利なストレージです。ネットワーク経由で利用できるため、複数台のパソコンをまとめて管理でき、万が一の故障やデータ消失にも備えられます。

また、AOMEI Backupperのようなバックアップソフトを利用すれば、WindowsをNASへバックアップするだけでなく、スケジュール機能によってPCのNAS自動バックアップも簡単に実現できます。バックアップを習慣化し、安全なデータ管理環境を整えましょう。

Machi · この記事を書いた人
5年以上にわたるデータ保護およびデータ移行の経験を経て、2021年にAOMEIに入社しました。これまでに1,000本以上のチュートリアル記事を翻訳・執筆しており、得意分野はデータの保護・移行・復旧です。モットーは「困難より方法は多い」です。
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