USBメモリのデータを削除してしまったときの簡単な復旧方法

USBメモリから大切なファイルを誤って削除してしまったとき、慌てる必要はありません。この記事では、バックアップがなくても復元できる方法や、初心者でも簡単に操作できる無料ソフト「AOMEI FastRecovery」の使い方、さらにコマンドプロンプトによるチェック方法まで、状況に応じた安全なデータ復旧手順をわかりやすく解説します。

Machi

By Machi 最終更新日 2025年10月28日

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実例:削除してしまったUSBメモリのデータを復旧したい

誤ってUSBメモリから大切なファイルを削除してしまいました。仕事で使う重要なデータだったので、本当に取り戻したいです。ごみ箱も確認しましたが、何も見つかりません。USBメモリから削除したファイルを復元する方法はありますか?助けてください…。

——あるユーザーからの質問

USBメモリのデータが突然消えたり、誤って削除してしまった経験は誰にでもあります。しかし安心してください。削除したファイルは完全に消えたわけではなく、適切な方法を使えば復旧できる可能性があります。

この記事では、USBメモリから失われたデータを復元する具体的な手順について詳しく解説します。

USBメモリのデータを削除してしまったときの簡単な復旧方法

USBメモリから削除したファイルを復元する方法

前述のとおり、USBメモリから削除されたファイルは、完全に消えたわけではありません。ごみ箱から復元できなくても、正しい手順を踏めばデータを取り戻せる可能性があります。

ここでは、USBメモリのデータを復旧する3つの方法を紹介します。状況に応じて最適な方法を選びましょう。

方法1:Windowsのバックアップを使ってUSBメモリのファイルを復元する

もしWindowsのバックアップ機能を有効にしていれば、USBメモリから削除したファイルを簡単に復元できます。

👀注意:

この機能は事前にバックアップを設定している場合のみ有効です。

1. 「Windows」+「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。

2. 「システムとセキュリティ」→「バックアップと復元(Windows 7)」を選択します。

バックアップと復元

3. 「バックアップと復元」画面で、「ファイルの復元」をクリックします。

ファイルの復元

4. 「ファイルの参照」または「フォルダーの参照」を選択し、削除したファイルを探します。フォルダーを参照する場合は、個々のファイルは表示されません。

ファイルまたはフォルダの参照

5. 復元したいファイルと保存先を選び、「復元」をクリックします。

保存先を選択

方法2:AOMEI FastRecoveryでUSBメモリのファイルを復元する

AOMEI FastRecoveryは、Windows向けの無料データ復旧ソフトです。バックアップがないUSBメモリでも、誤って削除したファイルやフォーマットされたデータを高い確率で復元できます。操作が簡単で、初心者でも迷わず使用できるため、急なデータ消失時にも安心です。

では、このソフトを使用してUSBメモリのデータを復元する手順を解説しましょう。

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1. USBメモリをPCに接続します。AOMEI FastRecoveryをダウンロードし、インストールして開きます。「USB/SDカードの復旧」タブをクリックし、USBにカーソルを合わせて「スキャン」をクリックします。

🌟ヒント:

「USB/SDカードの復旧」はデフォルトで、ディープスキャンを行います。まずクイックスキャンを行いたい場合、「ハードドライブの復旧」でUSBメモリをスキャンしてください。

スキャン開始

2. AOMEI FastRecoveryは自動的に復元可能なデータをスキャンします。スキャンが完了するまでそのままお待ちください。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

検索ボックスとフィルター

3. 復旧したいファイル/フォルダを選択し、「復旧」をクリックし、保存先を選択して復元します。

復旧

👀注意:
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
  • AOMEI FastRecoveryの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、製品版にアップグレードしてください。

方法3:コマンドプロンプトでUSBメモリの削除ファイルやエラーを確認する

最後の方法は、コマンドプロンプト(CMD)を使ってUSBメモリの削除ファイルを確認・修復する方法です。この方法は、削除されたファイルを直接復元するというよりも、USBメモリのエラーをチェックしたり、隠しファイルを表示したりする際に有効です。

1. 検索バーに「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして、「管理者として実行」を選択します。

2. USBメモリのエラーをチェックして修復するために、以下のコマンドを入力し、「Enter」キーを押します。

chkdsk G: /f(GはUSBメモリのドライブ文字に置き換えてください)

chkdsk

3. 隠し属性や読み取り専用属性のファイルを表示するために、以下のコマンドを入力し、「Enter」キーを押します。

attrib -h -r -s /s /d G:\*.*(GはUSBメモリのドライブ文字に置き換えてください)

attrib

👀注意:

コマンド操作は慎重に行ってください。入力ミスによりデータに影響が出る場合があります。初心者の方には、方法2のAOMEI FastRecoveryの使用がより安全で簡単です。

よくある質問

USBメモリからファイルを削除すると、ファイルはどうなりますか?
 
USBメモリ上のファイルを削除しても、完全に消えるわけではありません。削除されたファイルは見えなくなりますが、まだUSBメモリ上に残っており、利用できないまたは不要なデータとしてマークされています。そのため、USBデータ復旧ソフトを使えば、上書きされていない限り削除されたファイルを復元することが可能です。
壊れたUSBメモリからデータを復元できますか?
 
USBメモリの破損具合によって復元の可能性は変わります。軽度の損傷であれば、USBデータ復旧ソフトを使って削除されたファイルや破損ファイルを復元できることがあります。損傷の目安としては、読み書きができない、異常な音や熱がある、エラーメッセージが出る、ファイルが開けないなどの場合です。損傷が深刻な場合は、ソフトでは復元できないことがあるため、専門のデータ復旧業者に依頼するのが安全です。

まとめ

USBメモリから削除したファイルでも、諦める必要はありません。Windowsバックアップ、無料のAOMEI FastRecovery、コマンドプロンプトによるチェックなどを使い、状況に応じて復元できます。特に初心者には操作が簡単でバックアップ不要のAOMEI FastRecoveryがおすすめです。

早めに対応すれば、削除や破損ファイルも高い確率で復元可能です。

Machi
Machi · この記事を書いた人
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。