クイックフォーマットしたドライブでも、すぐにデータ復元を諦める必要はありません。新しいデータで上書きされていなければ、復元ソフトでファイルを検出できる可能性があります。ただし、フォーマット後に同じドライブへ保存したり、何度も初期化を繰り返したりすると、復元率は下がります。まずはドライブの使用を止め、復元先として別の保存場所を用意してください。
クイックフォーマットは、ドライブ上の管理情報を作り直し、Windowsで使える状態にする操作です。Microsoftのディスク管理ヘルプでも、クイックフォーマットは新しいファイルテーブルを作成しますが、ボリューム全体を完全に上書きまたは消去するものではないと説明されています。
つまり、クイックフォーマット直後であれば、ファイル本体の一部または多くがまだ残っている可能性があります。ただし、Windows上では通常のファイルとして見えなくなるため、専用の復元ソフトでスキャンする必要があります。👉Microsoft ディスク管理
復元の前に、対象ドライブへの書き込みを止めます。これはHDD、SSD、USBメモリ、SDカード、外付けHDDのどれでも同じです。
避けたい操作は次の通りです。
❌ フォーマットしたドライブに新しいファイルを保存する
❌ 復元ソフトを同じドライブにインストールする
❌ 復元したファイルを同じドライブに保存する
❌ もう一度フォーマットする
❌ ディスク修復やクリーンアップを何度も実行する
MicrosoftのWindows File Recoveryヘルプでも、削除されたデータ領域は空き領域として扱われ、PCの使用によって上書きされる可能性があると案内されています。クイックフォーマット後も、考え方は同じです。👉Microsoft Windows File Recovery
最初に確認したいのはバックアップです。バックアップがあれば、復元ソフトでスキャンするより安全に元のファイルを戻せます。👉バックアップしたファイルを復元する方法
確認する場所は次の通りです。
バックアップが見つかった場合は、必要なファイルだけを別のドライブへコピーしてください。フォーマットしたドライブへ直接戻すより、いったん安全な場所に保存するほうが安心です。
バックアップがない場合は、AOMEI FastRecoveryでクイックフォーマットしたドライブをスキャンします。AOMEI FastRecovery公式ページでは、削除、フォーマット、システムクラッシュなどによるデータ損失に対応し、HDD/SSD、USBメモリ、SDカードなどのストレージをサポートすると説明されています。
手順は次の通りです。
手順1. AOMEI FastRecoveryをダウンロード・インストールして起動し、「フォーマット後の復旧」を選択します。
*復元したいデータの上書きを防ぐため、AOMEI FastRecoveryはフォーマットしたドライブ以外のドライブにダウンロード・インストールしてください。
手順2. クイックフォーマットしたドライブを選択して「スキャン」をクリックします。
手順3. スキャンが完了すると、検出されたファイルが一覧表示されます。目的のデータをすばやく見つけたい場合は、「フィルター」機能や検索ボックスを活用すると便利です。
手順4. 復元したいファイルやフォルダーにチェックを入れ、「復旧」をクリックします。
*別の場所を保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元の場所に復元すると、削除されたファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
無料のMicrosoft公式ツールを使いたい場合は、Windows File Recoveryも選択肢になります。Microsoft Storeから入手できるコマンドラインツールで、削除されたファイルや失われたファイルの復元を試せます。
ただし、操作にはコマンド入力が必要です。復元元ドライブ、復元先ドライブ、復元モード、ファイル条件などを指定するため、初心者には少し難しく感じる場合があります。
向いている人は次のようなユーザーです。
画面上で操作したい場合は、AOMEI FastRecoveryのようなGUI型の復元ソフトを使うほうが進めやすいです。
手順1. Microsoft Storeで「Windows File Recovery」と入力し、「入手」をクリックしてインストールします。
手順2. スタートメニューで「cmd」と検索し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
手順3. 復元したいデータに応じてコマンドを入力し、「Enter」キーを押して実行します。
基本構文は次のとおりです。
winfr <ソースドライブ>: <保存先ドライブ>: /mode /switches
フォーマットしたCドライブからEドライブへ復元する場合は、次のコマンドを実行します。
winfr C: E: /extensive
JPEG画像だけを復元したい場合は、以下のように指定できます。
winfr C: E: /extensive /n *.jpg
手順4. 実行後、「Continue?」と表示されたら「y」を入力し、「Enter」キーを押します。
スキャンが完了すると、指定した保存先に復元可能なファイルが保存されます。
クイックフォーマットは、ファイル管理情報を作り直すだけで、データ本体がすぐ消えるとは限りません。そのため、フォーマット直後であれば復元できる可能性があります。
一方、通常フォーマットや完全フォーマットでは、より広い範囲に書き込みやチェックが行われるため、復元が難しくなる場合があります。さらに、フォーマット後に新しいデータを書き込むと、元のデータが上書きされます。
● クイックフォーマット直後
● フォーマット後に何も保存していない
●ドライブ自体が正常に認識される
● 復元先として別ドライブを用意している
● フォーマット後に大量のデータを書き込んだ
● 何度もフォーマットした
● SSDでTRIMが働いた
● ドライブが物理的に故障している
● 復元先に同じドライブを選んだ
クイックフォーマット後の復元では、復元ソフト選びよりも初動が重要です。特に、復元先を元のドライブにしないことは必ず守ってください。 たとえば、外付けHDDをクイックフォーマットした場合、復元したファイルを同じ外付けHDDへ保存すると、まだ復元できる可能性のある領域を上書きしてしまうことがあります。
安全な保存先の例:
重要な業務データや家族写真など、失いたくないファイルがある場合は、むやみに複数のツールを試すより、まず信頼できるソフトで一度スキャンし、検出結果を確認するのが現実的です。
1. クイックフォーマットしたデータは復元できますか?
復元できる可能性があります。クイックフォーマットでは、データ本体がすぐ完全に消えるとは限りません。ただし、フォーマット後に新しいデータを書き込むと上書きされる可能性があるため、対象ドライブの使用を止めて早めにスキャンしてください。
2. クイックフォーマット後にやってはいけないことは何ですか?
対象ドライブに新しいデータを保存しないことが重要です。復元ソフトを同じドライブにインストールしたり、復元したファイルを元のドライブへ保存したりするのも避けてください。上書きが進むと、復元できる可能性が下がります。
3. AOMEI FastRecoveryはクイックフォーマット後の復元に使えますか?
はい。AOMEI FastRecoveryは、フォーマット、誤削除、ごみ箱を空にした後などのデータ損失に対応するWindows向け復元ソフトです。クイックフォーマットしたドライブをスキャンし、検出されたファイルをプレビューして復元できます。
4. 通常フォーマットした場合も復元できますか?
状況によります。通常フォーマットや完全フォーマットでは、クイックフォーマットより復元が難しくなる場合があります。さらに、フォーマット後に新しいデータを書き込むと成功率は下がります。まずは対象ドライブの使用を止めて確認してください。
クイックフォーマットしたデータは、上書きされていなければ復元できる可能性があります。大切なのは、フォーマット後に余計な操作を増やさず、復元先を別ドライブにすることです。
バックアップで見つからない場合は、AOMEI FastRecoveryをダウンロードし、クイックフォーマットしたドライブをスキャンして復元可能なデータを確認してみてください。
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