SDカードは、スマートフォンやデジタルカメラなど多くのデバイスで使われる身近なストレージですが、データが突然消えるトラブルも少なくありません。本記事では、データが消える主な原因と、3つの復元方法を解説します。大切なデータを失ってしまった方は、ぜひ参考にしてください。
「SDカードのデータが突然消えた。原因がわからず、どうすればいいかわからない」
――SNSや質問サイトには、毎日このような声が寄せられています。
デジタルカメラやスマートフォン、ゲーム機など、SDカードを使うデバイスが増えた今、データ消失のトラブルは誰にでも起こりうる問題です。
本記事では、データが消える原因から、3つの復元方法まで解説します。
SDカードのデータが消える原因はさまざまです。ここでは、主な原因を5つ紹介します。
誤ってファイルを削除したり、フォーマットを実行してしまったりすることで、データが消失するケースです。
ただし、この場合はデータが「見えない状態」になっているだけのことが多く、復元できる可能性が比較的高いです。
パソコンのフリーズ中やSDカードの突然の取り外しなどにより、ファイルシステムが破損することがあります。「フォーマットする必要があります」というエラーが表示される場合は、このケースが疑われます。
落下・水没・強い衝撃による物理的な破損や、長期使用による劣化が原因でデータにアクセスできなくなることがあります。
この場合はソフトウェアでの復元が難しく、専門業者へ依頼することをオススメします。
ウイルスに感染したパソコンにSDカードを接続すると、データが削除・隠蔽されることがあります。
まずウイルス対策ソフトで駆除を行ってから、復元作業に進みましょう。
端子の汚れや静電気、カードの挿入不良などにより、データが正常に読み込めなくなることがあります。
端子を柔らかい布で軽く拭いてから再接続すると改善する場合があります。
原因が確認できたら、次は実際に復元作業に進みましょう。ただし、作業を始める前に以下の注意点を必ず守ってください。復元の成功率に大きく影響します。
これらの注意点を守った上で、以下の方法を順番に試してみてください。
SDカードのデータが「消えた」ように見えても、実際にはウイルスや誤操作によってファイルが「隠し属性」に変わっているだけの場合があります。
この場合、Windowsの設定で隠しファイルを表示するだけでデータが戻ることがあります。
1. 「Windows」+「E」キーを押してエクスプローラーを開き、SDカードをダブルクリックして開きます。
2. エクスプローラー上部のメニューから「表示」タブをクリックします。
3. 「隠しファイル」にチェックを入れます。
ファイルが表示されているか確認します。
Windowsの検索機能を使って、SDカード内に残っているファイルを直接探す方法です。ファイル名や拡張子がわかっている場合に有効です。
1. 「Windows」+「E」キーを押してエクスプローラーを開き、SDカードをダブルクリックして開きます。
2. エクスプローラー右上の検索ボックスに、探しているファイル名や拡張子を入力します。
3. 検索結果にファイルが表示されているかどうかを確認します。
ファイルが見つからない場合は、データが完全に削除されているか、ファイルシステムが破損している可能性があります。この場合は、次のデータ復元ソフトを使ってみてください。
方法1・2で解決しない場合は、専用のデータ復元ソフトを使う方法が最も効果的です。ここでは、操作が簡単なAOMEI FastRecoveryを使った手順を紹介します。
AOMEI FastRecoveryは、誤削除・フォーマット・ファイルシステムの破損など、さまざまな原因で失われたデータを復元できるソフトです。主な特徴は以下のとおりです。
1. SDカードをカードリーダーでPCに接続します。AOMEI FastRecoveryをダウンロード・インストールして起動します。
2.「USB/SDカードの復旧」タブをクリックし、SDカードにカーソルを合わせて、「スキャン」をクリックします。
「USB/SDカードの復旧」はデフォルトで、ディープスキャンを行います。まずクイックスキャンを行いたい場合、「ハードドライブの復旧」でSDカードをスキャンしてください。
2. スキャンが完了した後、復元したいファイルを探します。「フィルタ」や検索ボックスでファイルをよりはやく絞り込むことができます。
3. 復旧したいファイル/フォルダを選択し、「復旧」をクリックし、保存先を選択して復元します。
AOMEI FastRecoveryでも復元できない場合は、SDカードが物理的に破損している、データが何度も上書きされている、フラッシュメモリ自体が劣化しているといった状況が考えられます。
このような場合は、専門のデータ復旧業者への依頼を検討してください。費用はかかりますが、物理障害にも対応できる場合があります。