SSDから削除したファイルを復元したい場合、フリーソフトでスキャンできる可能性があります。ただし、SSDはHDDと違い、削除後の使用やTRIMの影響で復元が難しくなることがあります。そのため、ソフトを選ぶ前に大切なのは、SSDへの新しい書き込みをできるだけ避けることです。この記事では、SSD復元に使えるフリーソフトを比較し、初心者でも進めやすい復元手順を紹介します。
SSDのデータが消えたら、最初にやるべきことはソフト選びではありません。まず、削除後の書き込みを減らすことです。
避けたい操作は次の通りです。
❌新しいファイルをSSDに保存する
❌復元ソフトを削除元のSSDにインストールする
❌復元したファイルを同じSSDに保存する
❌大容量アプリや更新プログラムをインストールする
❌初期化やフォーマットを繰り返す
SSD復元ソフトは、「無料」と書かれていても内容が同じではありません。スキャンだけ無料のもの、一定容量まで復元できるもの、完全に無料で使えるが操作が難しいものがあります。
選ぶ時は、次の点を確認してください。
● SSDに対応しているか
● 削除、フォーマット、ごみ箱を空にした後の復元に対応しているか
● 復元前にファイルをプレビューできるか
● 無料版でどこまで使えるか
● 日本語UIに対応しているか
● 復元先を別ドライブに指定できるか
特に初心者の場合は、コマンド操作よりも、画面上でスキャン先と復元先を選べるソフトのほうが安全に進めやすいです。
| ソフト | 向いている人 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| AOMEI FastRecovery | 初心者・日本語で操作したい人 | GUIでスキャン、プレビュー、復元がしやすい | 無料範囲は500MB |
| Windows File Recovery | 完全無料のMicrosoft公式ツールを使いたい人 | Microsoft提供、ローカルドライブ復元に対応 | コマンド操作が必要 |
| Recuva | 軽量な定番ツールを試したい人 | 無料版あり、Windows対応 | 高度機能は有料版 |
| PhotoRec | 無料・オープンソース重視の人 | 多数の形式に対応、読み取り専用で扱う | UIが初心者向けではない |
| EaseUS Data Recovery Wizard Free | 無料容量内で試したい人 | 無料版で一定容量まで復元可能 | 容量制限あり |
AOMEI FastRecoveryは、Windows向けの無料のデータ復元ソフトです。公式ページでは、HDD/SSD、USBメモリ、SDカードなどのストレージに対応し、誤削除、フォーマット、ごみ箱を空にした後の復元などに対応すると説明されています。
SSD復元で使いやすい点は、スキャン後に検出されたファイルを確認し、必要なものを選んで復元できることです。コマンド入力が不要なので、復元ソフトに慣れていない人でも進めやすい構成です。
AOMEI FastRecoveryの無料版では、最大500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、製品版にアップグレードしてください。
おすすめの人:
使う時は、復元先を元のSSDではなく、外付けHDDや別ドライブに指定してください。
Windows File Recoveryは、Microsoftが提供する無料のコマンドライン復元ツールです。Microsoftの説明では、内部ドライブ、外部ドライブ、USBデバイスなどから、削除されてごみ箱から戻せないファイルの復元を試せます。
無料で使える点は大きなメリットですが、操作はコマンド入力が中心です。復元元ドライブ、復元先ドライブ、モード、ファイル条件を指定する必要があります。
おすすめの人:
Microsoftは、復元成功率を高めるためにPCの使用を最小限にすること、復元元と復元先を別ドライブにすることも案内しています。
Recuvaは、CCleanerで知られるPiriform系のデータ復元ソフトです。公式ページでは、無料版とProfessional版が用意されており、無料版でも基本的なファイル復元を試せます。
シンプルな復元ツールを探している人には候補になります。ただし、仮想ハードドライブ対応、自動更新、プレミアムサポートなどは有料版の機能として案内されています。
おすすめの人:
Recuvaのサポートページでも、復元ファイルは別ドライブに保存することが推奨されています。SSD復元でも同じ考え方が重要です。
PhotoRecは、CGSecurityが提供する無料・オープンソースの復元ソフトです。公式サイトでは、HDD、SSD、CD-ROM、メモリーカードなどから、写真、動画、文書、アーカイブなどの復元を目的としたツールとして説明されています。
大きな特徴は、ファイルシステムに依存せず、データ本体を探す方式です。破損やフォーマット後でも試せる場合があります。
おすすめの人:
一方で、初心者向けの画面設計ではありません。復元後のファイル名やフォルダ構造が元通りにならない場合もあります。
EaseUS Data Recovery Wizard Freeは、無料版で一定容量まで復元できるデータ復元ソフトです。公式FAQでは、Free版は2GBまでの無料復元に対応すると説明されています。
操作画面が比較的わかりやすく、まずスキャンして復元できるか確認したい人には候補になります。ただし、無料復元容量に制限があるため、大量のSSDデータを復元したい場合は事前に条件を確認してください。
おすすめの人:
無料版と有料版の違いを確認してから使うと、作業途中で迷いにくくなります。
※注意:以前のデータが上書きされる恐れがあるため、データが失われたパーティションに本ソフトウェアをダウンロードしてインストールしないでください。
手順1. AOMEI FastRecoveryをダウンロード・インストールして起動します。「削除ファイルの復旧」を選択し、復元したいファイルがあったドライブにカーソルを合わせて、「スキャン」をクリックします。
手順2. スキャンが完了した後、復元したいファイルを探します。「フィルタ」や検索ボックスでファイルをよりはやく絞り込むことができます。
手順3. 復元したいファイル/フォルダを選択し、「復旧」をクリックし、保存先を選択して復元します。
復元先を元のドライブにすると、まだ復元できるデータを上書きする可能性があります。外付けHDD、別パーティション、USBメモリなど、削除元とは違う場所を選んでください。
復元したいファイルが見つからなかった場合、左下にある「ディープスキャン」をクリックしてディープスキャンを行ってください。
SSDはHDDよりも復元が難しい場合があります。理由の一つがTRIMです。TRIMが有効な環境では、削除されたデータ領域が整理され、復元ソフトで検出しにくくなることがあります。
特に注意したいケースは次の通りです。
削除後にPCを長時間使った
大容量ファイルをSSDに保存した
Windows更新やアプリのインストールを行った
復元先に同じSSDを指定した
SSD自体に物理的な故障がある
重要なデータの場合は、何度も復元ソフトを試すより、最初に信頼できるツールでスキャンし、検出結果を確認するほうが安全です。
1. SSDのデータはフリーソフトで復元できますか?
復元できる可能性はあります。ただし、SSDは削除後の使用やTRIMの影響を受けやすいため、HDDより復元が難しい場合があります。削除後はSSDへの書き込みを避け、復元先を別ドライブに指定してください。
2. SSD復元フリーソフトでおすすめはどれですか?
初心者には、画面上でスキャン先と復元先を選べるAOMEI FastRecoveryが使いやすい候補です。完全無料のMicrosoft公式ツールを使いたい場合はWindows File Recovery、オープンソース重視ならPhotoRecも選択肢になります。
3. 復元したファイルを同じSSDに保存してもいいですか?
おすすめしません。同じSSDに保存すると、まだ復元できる可能性のあるデータ領域を上書きするおそれがあります。外付けHDD、USBメモリ、別の内蔵ドライブなど、削除元とは別の保存先を指定してください。
4. 無料ソフトだけでSSDを完全に復元できますか?
状況によります。削除直後で上書きが少ない場合は復元できる可能性がありますが、TRIMや上書きが進んでいると難しくなります。また、無料版には復元容量や機能制限がある場合があるため、事前に確認しましょう。
SSD復元フリーソフトを探している場合は、ランキングだけでなく、操作のしやすさ、無料版の制限、復元先の指定、安全性を見て選ぶことが大切です。
SSDから削除したファイルを復元したい場合は、AOMEI FastRecoveryをダウンロードし、対象SSDをスキャンして復元可能なデータを確認してみてください。
ゴミ箱、HDD、SSD、USBメモリ、SDカードなどから、削除・紛失したデータを簡単に復元できる、無料で信頼性の高いWindows向けデータ復元ソフト