SDカード復元ソフト4選を比較|無料範囲と用途で選ぶ方法

SDカード復元ソフトは、無料で保存できる範囲、使っているOS、操作方法を比べて選びましょう。Windowsの日本語画面で進めたい場合はAOMEI FastRecovery、基本的な無料復元を試したい場合はRecuva、費用をかけずにファイルを探したい場合はPhotoRec、コマンド操作に慣れている場合はWindows File Recoveryが候補になります。ただし、どのソフトも、上書きされたデータや物理的に壊れたカードを必ず復元できるわけではありません。撮影や保存を止め、カード以外に復元先を用意してから検討してください。この記事では、公式情報をもとに4製品の特徴と制限を整理します。同じカードで性能を実測したランキングではなく、用途に合う選択肢を見つけるための比較です。

ひとみ

By ひとみ 最終更新日 2026年10月21日

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SDカード復元ソフト4選を比較

4製品の無料範囲・OS・操作方法を比較

無料の範囲を確認:「無料ダウンロード」と「必要なファイルを無料で保存できる」は同じ意味ではありません。まず、次の表で候補を絞ってください。

ソフト 対象OS 無料利用の範囲 操作方法・特徴 主な確認事項
AOMEI FastRecovery Windows 無料版は500MBまで復元 日本語の画面で選択・スキャン・保存を進める 復元量とプレビューなどの機能条件を確認
Recuva Windows 基本的なファイル復元を行える無料版あり 画面操作、ディープスキャンに対応 自動更新・優先サポートなどはProfessionalの機能
PhotoRec Windows・macOS・Linuxなど 無料・オープンソース ファイルの内容を手掛かりに検索 元の名前やフォルダー構造は基本的に戻らない
Windows File Recovery Windows 11/10 Microsoft提供の無料ツール コマンドで対象・保存先・モードを指定 FAT/exFATはExtensiveモードを使用

比較の確認日:2026年10月21日。無料版と有料版の条件は変更される場合があるため、利用時にも公式情報を確認してください。

この表は復元能力の順位を示していません。カードの状態やファイルの種類、削除後の書き込みなどによって、結果は変わります。

選ぶときに確認したい4つのポイント

1. 無料の範囲は「保存できる量」まで見る

スキャンや一覧表示を試せても、保存段階で容量制限がある製品もあります。写真数枚を取り出すのか、数GBの動画を取り戻すのかを考え、必要な量に合うか確認しましょう。

例えば、復元したい動画が1本で1GBあるなら、500MB上限の無料枠ではその1本を保存できません。容量制限だけでなく、必要なファイルが検出されるか、保存後に正常に開けるかも判断材料です。

2. OSと操作方法が自分に合うか

今回紹介するFastRecovery、Recuva、Windows File RecoveryはWindows向けです。Macで使う場合は、PhotoRecなど、対応するOSの公式案内を確認してください。

コマンド入力に不慣れなら、対象カードと保存先を画面で選ぶタイプが候補になります。一方、操作に慣れていれば、無料のコマンドツールも選択肢です。

3. 写真・動画・文書の対応を確認する

「写真対応」という表現だけで、必要なカメラのRAW形式や、すべての動画形式に対応するとは限りません。拡張子が分かる場合は、公式の対応形式も確認します。

また、ファイルを検出することと、内容を正常に取り出せることは別です。特に動画は、一覧に名前が出ても最後まで再生できるとは限りません。

4. 元のファイル名や整理方法も考える

ファイル内容を手掛かりに探す方式では、写真などを取り出せても、元のファイル名やフォルダー構造を再現できない場合があります。大量のファイルを扱うなら、復元後の整理にかかる手間も考えて選びましょう。

各ソフトの特徴と向いている人

AOMEI FastRecovery:Windowsの日本語画面で進めたい人

AOMEI FastRecoveryは、SDカードを含むストレージから失われたファイルを探すWindows用ソフトです。カードを選び、検出結果を絞り込み、必要なファイルを別の保存先へ取り出す流れで使います。

コマンド操作を避け、画面上で対象を確認しながら進めたい場合に候補になります。無料版の復元上限は500MBのため、大きな動画や多数の写真を戻す場合は、利用条件を確認してください。

プレビューなどの機能は、利用する版・ファイル形式によって条件を確認する必要があります。無料で使える範囲と、必要な量を保存できるかを分けて判断しましょう。

復元

Recuva:Windowsで基本的な無料復元を試したい人

Recuvaは、メモリーカードなどからのファイル復元に対応するWindows用ソフトです。無料版でも基本的なファイル復元を利用でき、見つけにくいデータを探すディープスキャン機能も案内されています。👉参考:Recuva公式

基本的な復元を無料版で試したい場合の候補です。Professionalでは自動更新、優先サポート、仮想ハードドライブ対応などが提供されるため、それらが必要かを確認します。

無料版があることは、どのカードでも復元できる保証ではありません。カードの破損や上書きが疑われる場合は、ソフトの変更だけで解決しようとしないでください。

PhotoRec:費用を抑え、復元後の整理にも対応できる人

PhotoRecは、メモリーカードから写真・動画・文書などを探す無料のオープンソースソフトです。Windowsだけでなく、macOSやLinuxなどにも対応します。👉参考:PhotoRec公式

ファイルシステムの情報に依存せず、ファイル内容を手掛かりに探す方式が特徴です。一方、公式資料では、元のファイル名やフォルダー構造は復元しないと説明されています。👉参考:PhotoRecの復元方式と結果

操作や復元後の整理に手間をかけられる人に向いています。Windows版には画面操作用のQPhotoRecもありますが、対象メディアや保存先を自分で判断する必要があります。

PhotoRec

Windows File Recovery:Microsoftのツールをコマンドで使いたい人

Windows File Recoveryは、Microsoft Storeで提供される無料のコマンドラインツールです。復元元と保存先、モードなどを指定して、ローカルのストレージからファイルを探します。👉参考:Microsoftの公式手順

SDカードで使われるFAT/exFATでは、MicrosoftはExtensiveモードを案内しています。画面の案内に沿って選ぶ方式とは異なり、ドライブ文字や条件を正しく入力する必要があります。

コマンド操作に慣れている人に向く選択肢です。クラウド上のファイルやネットワーク共有の復元には対応していないため、カードをPCのローカル媒体として扱う用途か確認してください。

Windows File Recovery

スキャン前に確認すること

カードへの撮影・保存・初期化を止める

SDカードのデータが消えたら、新しい写真や動画を保存しないでください。フォーマットを求められても、必要なデータを確保する前に実行しないことが重要です。

❌ 撮影やファイルの保存を続けない。

❌ 復元ソフトを対象のSDカードへインストールしない。

❌ 復元したファイルを同じSDカードへ保存しない。

❌ 読めるようにする目的で、初期化や修復を繰り返さない。

すでにPCやクラウドへコピーしていないかも確認しましょう。バックアップに必要なファイルがあれば、カードをスキャンせずに確保できます。

読み取れないカードに無理にソフトを使わない

パソコンがカードの容量を取得できず、ソフト上でも対象を選択できない場合は、通常のスキャンを進められません。割れ・曲がり・水濡れや、繰り返す切断がある場合も、試行を増やさず専門窓口への相談を検討します。

ソフトは、壊れた端子やメモリーチップを修理するものではありません。接続先やカードリーダーの問題が考えられる場合も、損傷の有無を確認してから対応します。

AOMEI FastRecoveryでSDカードを復元する手順

AOMEI FastRecovery
Windows向け無料データ復元ソフト
  • わずか3ステップでデータ復元: クイックスキャンとディープスキャンで削除・紛失ファイルを検出。復元前にファイルを絞り込み・プレビューできます。
  • 1,000種類以上のファイル形式に対応:文書(TXT、DOC、XLSX)、画像(JPG、PNG、TIF)、動画(MP4、MOV、AVI)、音声(MP3、CDA、WAV)、圧縮ファイル(7Z、ZIP、RAR)など幅広くサポートします。
  • 500種類以上のストレージデバイスをサポート:HDD/SSD(Seagate、Toshiba、WD)、USBメモリ(Samsung、SanDisk、Kingston)、SDカード(PNY、Panasonic、Crucial)、デジタルカメラ(Nikon、Canon、Sony)などに対応します。
  • さまざまなデータ損失トラブルに対応:ゴミ箱を空にした後の復元、ドライブのフォーマット、誤削除、ウイルス感染、パソコンのクラッシュなどからデータを取り戻せます。

手順1:カードリーダーと別の保存先を用意する

SDカードの規格に対応したカードリーダーで、カードをWindowsパソコンへ接続します。FastRecoveryはPC側に用意し、復元したファイルを保存する空き容量も確保してください。

この手順は、目立つ破損がなく、カードを安定して読み取れる場合を対象にしています。割れたカードや接続が切れるカードで続行しないでください。

USB・SDカードの復旧を選択する画面

手順2:対象のSDカードをスキャンする

  1. AOMEI FastRecoveryを起動し、「USB・SDカードの復旧」を選択します。
  2. 名前や容量から、対象のカードを確認します。
  3. 「スキャン」をクリックします。

画面の名称や配置はバージョンによって異なる場合があります。対象を特定できない場合は、推測で別のドライブを選択しないでください。

対象SDカードを選択してスキャンする画面

手順3:検索・フィルターで必要なファイルを探す

ファイル名や種類、サイズなどで検出結果を絞り込みます。プレビューを利用できる場合は内容を確認し、必要なファイルを選んでください。

ファイル名が一覧に出ても、内容まで復元できるとは限りません。検出した件数だけで判断せず、保存した後にも確認します。

AOMEI FastRecoveryの検索とフィルターで検出されたファイルを確認する画面

手順4:SDカード以外へ復元する

「復旧」をクリックし、PC内蔵ドライブや別の外付けストレージへ保存します。元のSDカードへ保存すると、まだ取り出していないデータを上書きするおそれがあります。

選択したファイルをSDカード以外へ復元する画面

文書は開けるか、写真は表示できるか、動画は再生できるかを確認してください。詳細な操作は、AOMEI FastRecoveryのプレビュー・復旧手順で確認できます。

初期化済みのカードでは、初期化方法やその後の書き込みによって結果が変わります。該当する場合は、SDカードを初期化した後にデータを復元する方法も参照してください。

ソフトで見つからないときの判断

必要なファイルが見つからなくても、カードに撮影や保存を再開しないでください。バックアップや同期先、過去に取り込んだ写真フォルダーに別コピーがないか確認します。

同じ条件のスキャンを繰り返しても、結果が改善するとは限りません。重要なファイルであれば、表示された症状と試した操作を記録し、専門窓口へ相談しましょう。

写真だけが見つからない場合の確認事項は、SDカードから削除した写真の復元方法でも説明しています。ソフトや専門業者でも、上書きされたデータを必ず取り戻せるわけではありません。

よくある質問

1. SDカード復元ソフトは無料版だけで使えますか?

製品と必要な復元量によります。FastRecoveryの無料版は500MBまでで、Recuvaには基本復元の無料版があります。PhotoRecとWindows File Recoveryも無料ですが、操作方法が異なります。無料の範囲と保存後の内容を確認してください。

2. Macで使えるソフトはありますか?

今回の4製品では、PhotoRecがmacOSにも対応しています。FastRecovery、Recuva、Windows File RecoveryはWindows向けです。利用するOSに合う配布版と操作方法を確認し、対象のSDカード以外を復元先に指定してください。

3. スマホのSDカードもパソコンで復元できますか?

カードリーダー経由でPCが読み取れる場合は、復元ソフトを検討できます。ただし、スマホ側で暗号化などが行われているカードは、別のPCから同じように読めるとは限りません。読めないからといって、フォーマットして接続し直さないでください。

4. フォーマットしたSDカードにも使えますか?

復元できる可能性はありますが、フォーマット方法やその後の書き込み、カードの状態によって異なります。初期化後に新しい写真を保存しないことが重要です。ソフトを使えば必ず元の名前や内容に戻るわけではありません。

5. どのソフトが一番よく復元できますか?

この比較では同条件の実機試験を行っていないため、復元率の順位は示していません。必要な形式や操作方法、無料範囲で候補を絞り、読み取れるカードで検出結果を確認します。最後は、別の保存先でファイルを開けるか確かめてください。

まとめ

SDカード復元ソフトを選ぶときは、名前や順位だけでなく、無料の範囲と自分で扱える操作方法を確認しましょう。

  • Windowsの日本語画面で進めたい場合は、FastRecoveryが候補になる。
  • 無料の基本復元ならRecuva、復元後の整理もできるならPhotoRecを検討する。
  • Microsoftのツールをコマンドで使いたい場合は、Windows File Recoveryを検討する。
  • どのソフトでも、カードへの新しい保存を止め、復元先を別にする。
  • 検出された名前だけでなく、保存後にファイル内容を確認する。

Windowsでカードを安定して読み取れ、画面上で復元を進めたい場合は、以下のボタンからAOMEI FastRecoveryをダウンロードして、必要なファイルが検出されるか確認してください。

AOMEI FastRecovery

SDカードなどから失われたファイルを探すWindows用データ復元ソフト。無料版の復元上限は500MBです。物理的な故障を修理する機能ではありません。

ひとみ
ひとみ · この記事を書いた人
こんにちは、2023年に入社したひとみです。子供の頃からパソコンに触れるのが好きで、身近な人の「これどうしたらいいの?」という質問に答えているうちに、自然とIT関連の知識を深めてきました。今は、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などを中心に記事を書いています。私の記事は、日常的にパソコンを使う中で「困った」「どうしたらいいの?」と悩んだときに役立つことを目指しています。
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